新財団法人設立の経緯について(ご連絡)

支援してくださる皆様へ 資料

仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク 事務局長 川上直哉

⑴経緯
a. これまで、仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク(東北ヘルプ)は、任意団体(「人格なき社団」)として理事会(吉田代表・川上事務局長・阿部事務局補佐・田中財務担当・秋山「義援金配分」担当・黒須アドヴォカシー担当・井形「弔いプロジェクト」担当・三枝「姉妹教会」担当)を組織し、お預かりした支援金を以下の三部門に分けて活動してきました。
ケリグマ部門:事務局の維持と教会再建のために支出します。
コイノニア部門:教会間ネットワーク構築のために支出します。
ディアコニア部門:民生支援のために支出します。
b. 任意団体「東北ヘルプ」は、JEA様に、上記「ケリグマ部門」の事務局の維持経費を申請いたしました。JEA様はこの申請を受諾くださり、人件費の一部を助成金として支出してくださいました。任意団体「東北ヘルプ」は、この助成金を拝受し、事務局を維持してまいりました。その担当者が、川上理事と阿部理事ということになります。
c. 任意団体「東北ヘルプ」は、DRC-net様との連携を得、専従者を得て、姉妹教会プロジェクトが開始しました。
d. 任意団体「東北ヘルプ」は、NCC-JEDRO(日本キリスト教協議会エキュメニカル震災対策室)様に対し、上記「ディアコニア部門」への資金提供をお願いいたしました。NCC-JEDRO様はこれを承認くださいました。但し、現状の川上と阿部の理事2名で構成している事務局を刷新し、持続可能な事務体制を構築することが、その条件として求められました。
e. そこで、任意団体「東北ヘルプ」の理事によって、任意団体「東北ヘルプ」の活動のために、新たな法人を設立することとなり、8月中、作業部会を設立して検討を行ってきました。
⑵作業部会からの答申
 作業部会よりの答申は、9月1日の全体会(総会)において以下の通り承認されました。
a. 名称:新法人の名称は「財団法人 東北ディアコニア」とし、通称「東北ヘルプ事務局」とします。
b. 目的:目的は、以下の二つです。
①任意団体「東北ヘルプ」の事務局機能を担い、
②民生支援部門の企画立案執行を担う。
c. 発起人会・総会:この法人を設立するために、任意団体「東北ヘルプ」理事会が発起人会を組織し、理事会は今後も「総会」として財団法人に責任を持つこととします。
d. 事務局:新法人設立に伴い、これまでの事務局は新法人へ移行することとします。
e. 組織:新法人の組織は任意団体「東北ヘルプ」から人選されます。具体的には以下の通りです。
①評議員会:吉田(会長)・秋山・田中
②理事会:川上(理事長・専務理事)・井形・三枝
③職員:主任1
・渉外2
・管財1名・庶務1名(会計業務は外注します)。
⑶事業
新生・東北ヘルプ事務局の事業として、以下の事柄が想定されます。
①任意団体「東北ヘルプ」全体の事務取扱
②任意団体「東北ヘルプ」の民生支援部門の企画立案
③教会・信徒ネットワークの活動支援
⑷今後の予定
9月22日の仙台キリスト教連合世話人会で、これまでの決定に基づき、補正予算案を承認いただきます。その承認が得られましたら、また、ホームページその他でご連絡いたします。

組織図

任 意団体「東北ヘルプ」そのものは、「ディアコニア(民生支援)部門」と「事務局機能」を切り離した上で、任意団体(人格なき社団)として継続する。「民生 支援部門」「事務局機能」は、新法人「東北ヘルプ事務局」に移管される。任意団体「東北ヘルプ」は、新法人に事務取扱を委託したうえで、自らが集めた一般 義援金の内「ケリグマ」部門から、応分の費用負担を行う。その際、「コイノニア(教会間のネットワーク構築)部門」からの資金が使われることはない。